UVの可能性WHAT IS UV

UV(紫外線)とは

UV(紫外線)とは一体どのようなものなのでしょう?
人間の目で見ることができる光(可視光線)をプリズムで分光(虹の7色)した場合一番波長が短いものが紫色です。
この紫色の光よりもさらに、波長の短いものをUV( 紫外線)といい、人間の目で見ることはできません。
紫外線は波長の長い順にUV-A,UV-B,UV-Cに分けられます。
UV-Aは紫外線硬化(インクや塗料の乾燥など)や光化学反応する範囲です。
UV-Bは、皮膚の日焼け効果、眼球障害を起こしたりします。
UV-Cは有害なオゾンと言う物質を発生させたりします。このオゾンを使用して表面処理・洗浄を行う事ができます。紫外線は太陽光の中に約1%含まれています。

UV(紫外線)とは

UV(紫外線)硬化システムとは

先端技術分野では、より精密で、製品の信頼度を高め

先端技術分野では、より精密で、製品の信頼度を高め、しかも生産性の高い硬化システムが求められ、UVキュアーシステム「アイキュアーライト」が、さまざまな産業に採用されています。UVキュアーは、紫外線照射装置と紫外線硬化樹脂を連動させるシステム。
瞬間硬化などの優れた特性と幅広い応用性があり、ビジネスフォーム、シール、パッケージなどはもちろん、電子部品、光学フィルム、FPD関連、燃料電池、自動車関連などハイテク分野にも欠かせないシステムです。

UVはベンチャラスな光。
UVの開拓するテリトリーは無限です。

  • 1
    PRINTING印刷

    印刷

    • シール、ラベル印刷(凸版‧オフセット印刷)
    • ビジネスフォーム印刷(凸版‧オフセット印刷)
    • プラスチックフィルム印刷(オフセット‧スクリーン印刷)
    • カルトン印刷(オフセット印刷)
    • 枚葉印刷(OPニス‧オフセット印刷)
    • CD/DVDの印刷
    • ⾦属、銘板印刷
    • プラスチック成形品の印刷(凸版‧オフセット‧スクリーン印刷)
  • 2
    COATING塗装

    塗装

    • ⽊材塗装(⽬⽌め‧トップクリア)
    • 印刷紙の表⾯加⼯
    • プラスチックタイル、床材の表⾯塗装・表⾯改質
    • プラスチック成形品の表⾯塗装(ハードコート)
    • 無機建材の表⾯塗装
    • 鋼材の防錆塗装
    • 電⼦部品の製造(下塗り)
    • 電線‧オプティカルファイバーの表⾯塗装
    • その他 釣竿の表⾯塗装、鏡の裏⾯塗装
  • 3
    ELECTRONICS電子部品

    電子部品

    • 電⼦部品のマーキング
    • プリント基板の製造
      (エッチングレジスト‧ソルダーレジスト‧マーキングのスクリーン印刷)
    • プリンタブルエレクトロニクス
    • 光焼成
  • 4
    POTTING注形

    注形

    UV樹脂を型材に注⼊し、紫外線硬化を⾏う製造法です。

    • 装飾⽤絵⽫の製造
    • アクセサリーの製造
    • ボタンその他の製造
  • 5
    ADHERING接着

    接着

    • プリント基板へのチップ部品の接着
    • ガラス部品の接着(時計‧レンズ)
    • モーター部品への応⽤
    • スピーカー内部への応⽤
    • リレー‧スイッチ端⼦部のシール
    • コイル端末‧リード線の固定
    • 液晶ディスプレイの接着シール
    • DVDの接着

UV(紫外線)硬化システムの原理

「アイキュアーライト」は、紫外線のエネルギーを効率よく被照射体に向けて放出されるよう設計したトータルシステムです。<光の総合メーカー>岩崎電気グループの一員として長年にわたり蓄えたノウハウと最新光学技術が、ここに合体しました。
ランプから照射された紫外線は、プレポリマー、モノマー、光重合開始剤、顔料などの感光性をもったインキ・塗料・接着剤などと「光重合反応」を起こし、瞬間的にこれらを硬化させます。
光硬化樹脂の急速な進歩にともないUVキュアーの応用範囲はさらに大きく拡がっています。

UV(紫外線)硬化システムの原理

照射されたUVはプレポリマー・モノマー・光重合開始剤・顔料等で構成された感光性を持ったUV樹脂(インキ・塗料・接着剤)と化学反応(光重合反応)を起こし、瞬間的にこれらを硬化させます。

UV(紫外線)硬化システムの特長

  • FEATURE01

    瞬間硬化

    省タイム
    硬化時間は0.1~数秒
    省スペース
    設備そのものがコンパクト
    省コスト
    処理量に応じた適正規模のシステム設計が可能
  • FEATURE02

    低温硬化

    熱に弱い素材もOK
    素材の選択が自由
    省エネルギー
    必要なときに必要な部分にのみエネルギーを投入するシステム
  • FEATURE03

    無公害・安全

    作業環境向上
    原則として無溶剤、動力は電力。大気汚染や臭気公害を回避
    設備の簡素化
    溶剤処理装置や公害対策施設が不要
  • FEATURE04

    品質向上

    強度の強化
    強靭な強化性能
    無傷・無臭
    仕上がりにムラがなく、
    インクや塗料の臭いもなし
    金属光沢・高級感が出せる
    耐溶剤性・耐薬品性・耐汚染性が大幅アップ

洗浄・改質の原理

短波長紫外線による洗浄・改質装置は紫外線ランプと
照射装置による高出力照射技術により、高品質・高速処理を実現。
お客様のより高品質な製品づくりに最先端の紫外線洗浄と紫外線改質でお応えします。

  • 紫外線洗浄 UV cleaning

    紫外線の作用で発生したオゾンから分離した活性酸素の作用で有機汚染物質を揮発性の物質(例えばH2O,CO,CO2,NO2)に分解変化させて除去します。

  • 紫外線改質 UV modifying

    有機系被照射物に紫外線を照射し、表面層の化学結合を切断するとともに、紫外線で発生したオゾンから分離した活性酸素がその切断された表面層の分子に結合し、親水性の高い官能基(例えば、-OH,-CHO,-COOH)に変換します。

洗浄・改質原理

UV(紫外線)除菌システム

太陽光に含まれる短波長紫外線(UV-C)は生物の細胞(核酸分子)やタンパク質に化学変化を起こす作用を持っているため、もし弱められず地表に到達すれば、生物は死滅すると言われています。しかしながらこの300nm以下の短波長紫外線は、幸いにも大気中のオゾンによって吸収され、ほとんど地表には到達しません。
この紫外線の生物に及ぼす作用とその効果を利用したものが、紫外線除菌システムです。

どうして菌に効くの?

細菌やウイルスが持つ遺伝子(DNAやRNA)の光の吸収スペクトルと、紫外線ランプが発するスペクトルが
非常に似ているため、細菌やウイルスに紫外線を照射すると、遺伝子(DNAやRNA)で光化学反応が起き、
増殖機能を失います。
どんな細菌やウイルスであっても、遺伝子(RNAやDNA)を持っているので、
紫外線のこの効果は、多くの細菌、ウイルスに対して期待できます。

除菌システム

グラフ 除菌システム

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